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デヴィルとデーモン（Devil and Demon） -無断転載・流用は禁止です-
■悪の追随者たち■ サタン（Satan）ら悪の権化とは違い、狡猾さを感じさせない悪魔たちが存在する。 彼らの人間へのアプローチは極めて単純である。 彼らのルーツはたいていは、ユダヤ教やキリスト教が不倶戴天の敵とする異教の神々、あるいは古い時代の土着信仰の神々である。 ■メフィストフェレス（Mephistpheles）■
■地獄の武将たち（Warriours of Hell）■ 地獄で有名とされている武将達。 ■パイモン（Paimon）■ 勇猛果敢、かつ勢力のある王のように家臣にかしづかれて姿を見せるデーモンと言われている。彼はルシファーのもっとも忠実な参謀であり、怒涛のような大声とうなり声を上げ、冠を被った人間の姿で出現するという。その際の乗り物はひとコブラクダであるという。 ■アモン（Amon）■ ”地獄の侯爵”の異名をもつ。人間の要請に応えて地上に現れることがあるという。その姿は巨大なふくろうを思わせ、さらには狼の体と蛇のしっぽをもっている。口から火を吹くという。 ■デモゴルゴーン（Demogorgon）■ 古代社会では最も恐れられたデーモン。彼の名前を口に出すだけで破滅をもたらすとされたほど。一説によれば、彼は地獄の軍勢の総司令官だったと言われる。 ■グザファン（Xaphan）■ 地獄に居住するデーモンの一人。第二階級のデーモンとしてなかなかの勢力がある。煉獄の釜をふいごで吹く役目をもつという。 ■アバドン（Abaddon）■ 底無し沼を居城とする悪魔たちの王。馬に似て、頭には黄金の冠、女を思わせる髪、獅子の歯といったまがまがしい姿ながら、辛うじて人間に似た風貌をもっている。さらに翼をもち、サソリを思わせる尾の先には針をしこんでいるという。アバドンの名前の由来はヘブライ語の「彼を殺した」からきているという。悪魔学ではこの名前は「破壊者」を意味する。「黙示録」には神の五番目の御使いがラッパを吹く際に出現するとされている。 ■インクブスとスクブス（Incubus&Sukubus）■ いわゆる”夢魔”である。インクブスは男性的夢魔であり、スクブスは女性的夢魔である。 ■地獄の賢人たち（Wise in Hell）■ 地獄にも、いわゆる「賢者」が存在する。 ■アミー（Amy）■ 地獄の”大提督”の名前のひとつである。全身が炎に包まれた存在で、地獄を専らの居城とするものの、魔術師の召喚に応じることもあるという。その際は、非常に魅力的な姿で出現し、人間の生命力と引き換えに秘密の占星術を伝授するという。 ■ダゴン（Dagon）■ 古代の秘密知識を授ける神とされている。ヘブライ語のダグ（魚）とアオン（偶像）との合成語。彼は天上と地上を行き来するいわば半漁人である。ペリシテ人はダゴンを神として崇拝し、ガザなどに神殿を建てたという。その後、神の座を追われてからはもっぱら秘儀についてのオーソナリティとしてオカルティストたちの信仰を集めている。 ■バシリスク（Basilisk）■ 強烈な邪視の持ち主である。古代の信仰に端を発した魔獣であるが、蛇の姿で頭には冠を被っているという。どれほど彼の邪視の威力があるかというと、見据えられただけで身動きも容易ならず、一秒間も続けば死んでしまうほど凄まじいものだ。オカルティストにとっては宇宙の秘密のカギを握る神聖な生き物とされている。 ■女デーモンたち（Wemens Demom）■ 性別を女と限定されている悪魔達。 ■アシュタロス（Ashtaroth）■ もともとはセム人の豊饒の女神であり、バビロニアではイシュタル、ギリシャではアフロダイテと呼ばれていた。しかし、この異教の神は恐ろしくも残酷な存在に変貌した。４頭立ての戦車に乗り、身体こそは前世の姿のまま豊満な女性の肉体をまといながらも、頭はライオンとう奇妙な悪魔である。 ■イナンナ（Inanna）■ ５０００年ほど前のシュメールで勢力のあった女神である。彼女の守備範囲は天国、豊饒、戦争、正義、性愛、治療と他方面に力を発揮した女神として知られている。伝承では天国の牡牛の葬儀に出席するために地獄を訪れて”邪視”の能力までも我が物にしたと言われている。 ■ヘカテー（Hevate）■ 「遠くから働くもの」という意味のギリシャ語がルーツの女神。ヘシオドスによれば、彼女は巨人タイタン族の娘だが、のちに魔術をつかさどる女神に昇格し、地獄へと関係付けられたことから黒い牡の子羊や黒犬が生け贄として捧げられた。やがて、ヘカテーは”３つの身体を背中合わせにした”姿で表現されるようになり、支配する十字路の中央から、あらゆる方向を見ることができたという。異教の神デーモンとなってからは彼女の３つの頭は、それぞれ犬、ライオン、馬とされた。 ■リリス（Lilith）■ バビロニアに起源をもつとされる非常に古い時代からの女神。妊娠した女性や胎児たちを襲う鬼神だった。伝承によれば彼女は全てのデーモンたちの母親であり、しかもアダムの最初の妻だったという。彼女は奔放な性を楽しむ性格で、アダムと仲たがいし、神の怒りを買った。アダムと別れた後、リリスはサタンの元に走り、彼の正妻の座を手に入れた。 ■イシス（Isis）■ 誇り高きエジプトの女神である。エジプトの地母神的立場をもち、王権の神オシリス（Osiris：死と復活をつかさどる）の妻という立場にいながら、聖書ではまったく無視された存在、つまりはデーモンの一人と見なされる不名誉を被った。しかし、魔術的信奉者の間では彼女は絶大的な人気をもっている。 注釈 なし。 ■関連書籍
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広く浅く面白く
私の意見としては
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