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XML辞典 XMLの超基本XML文書の構造<DTD>XMLの表示
XML見習所

XMLの超基本

■XMLとは
eXtensible Markup Languageという英語の略語です。「拡張可能なマークアップ言語」と約されています。文書やデータに、一定の情報を埋め込むための言語です。「文書構造」と「書式構造」が完全に分離されているため、ひとつの文章にさまざまな書式情報(CSS:スタイルシート)を与えレイアウトし、再利用することができるようになっています。

■XML文章の内容
●MXL宣言
XMLのバージョンやその文章で使う文字コードを記述します。<?.....?>は、処理命令といわれ、XML文書を扱うアプリケーションに直接命令を記述するためのものです。「standalone」は、DTDの処理についての指定で「yes」または「no」が入ります。
<?xml version="ヴァージョン" envoding="文字コード" standalone="DTD処理についての指定"?>
スタイルシートで処理命令を行う場合は、
<?xml-stylesheet type="text/xsl"href="アドレス"?>
●DTD
タグの規制について記します。「文章がどのような枠組みを持つか(スキーマ)」をXML文書で現す方式がDTDです。
<!DOCTYPE ドキュメント名[
<!ELEMENT エレメント名>
] >
●XML文章の本体
タグを埋め込んだ文章の本体を表します。
<要素名>内容</要素名>
内容がないときは、空要素になります。
<要素名/>
※ルート要素
かならず、XML文書にただ一つだけ存在しなければいけないのがルート要素です。一つもない場合は、間違いとなります。XML文書は、ルート要素を頂点とする階層構造になっています。上記見本では、「売上」がルート要素となります。
※属性
XMLを構成する要素に補足的な情報をつける役割を持ちます。
<要素名 属性名1="属性の値1" 属性名2="属性の値2">…</要素名>
コメントを表示したい場合は、
<!--コメント -->
◆XML文書の見本
<?xml version="1.0" encoding="Shift-JIS"?>

<!DOCTYPE 売上[
<!ELEMENT 売上(伝票コード、売上日付、得意先名、売上明細)>
<!ELEMENT 伝票コード(#PCDATA)>
<!ELEMENT 売上日付 (#PCDATA)>
<!ELEMENT 得意先名(#PCDATA)>
<!ELEMENT 売上明細(売上商品+)>
<!ELEMENT 売上商品(品名、単価、個数)>
<!ELEMENT 品名(#PCDATA)>
<!ELEMENT 単価(#PCDATA)>
<!ELEMENT 個数(#PCDATA)>
]>

<売上>
<伝票コード>1101</伝票コード>
<売上日付>2000-11-15</売上日付>
<得意先名>お店</得意先名>
<売上明細>
<売上商品>
<品名>のりせんべい</品名>
<単価>300</単価>
<個数>22</個数>
</売上商品>
<売上商品>
<品名>まめせんべい</品名>
<単価>400</単価>
<個数>32</個数>
</売上商品>
</売上明細>
</売上>


■XML文書の種類
●整形式文書
「XELの基本的な文法を守っている文書」
●開始タグと終了タグに囲まれている
●元になる要素(ルート要素)が一つだけになっている
●開始タグと終了タグが複数の要素の間で重ならない
●妥当な文書
「XELの基本的な文法を守っている文書でありつつ、DTDにかかれている規則を守っている文書」
●XML文書本体に「要素」が現れる順番を指定する
●要素につけられる補足情報である「属性」がどのような種類の値を持つのかを指定する
●XML文書本体で使う文字列やファイルについての指定をする
●そのままでは扱えないファイルについての指定をする


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