小説
FE短編小説 -紋章の謎-

ニーナ
一度知ってしまった胸の想いをどうやって消すことができるのだろう。
死という壁さえ、この想いを冷ます事などできはしない。
気が狂わんばかりの絶望と欲望が心に渦巻くだけ。
もう一度、貴方に会いたい。その腕に抱かれて永遠に眠りたい。
私はあなたに永遠を願う。叶わない事だと、望んではならない事だと知っていても。

もしも、今死んだら貴方に会えますか?
運命の全てが変わりますか?
フィーナ
楽しく生きるコツは、いたって簡単。
自分はいつも楽しい、嬉しいって思っていること、それだけよ。
涙を流さないなんて無理だとは思う。
だけど、悲しい、寂しいって泣いていても何も始まらないし、つまらないでしょ。

現実はそれほど甘くはないけれど、それほど厳しくもないわ。
変えられない運命もなければ、決定された未来もないんだから。
この一瞬一瞬、刹那的な時間が全てよ。

君の笑顔を見ると幸せになれるよって、言ってくれる貴方の為に。
歌って踊って、楽しく過ごすの。

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